30代までは油分よりも水分を中心に保湿する。
油分が足りているうちは水分補給だけで充分
肌の水分量は、赤ちゃんの時が一番多く、年々減っていく一方です。
これに対して油分の量は赤ちゃんの時は少なくて、思春期の頃に増え始め、閉経とともにまた減ります。
これは性ホルモンの分泌と同じカーブを描いています。
肌にとって、どちらが大切かというと、言うまでもなく水分です。
水分の多い肌は透明感とハリがあり、刺激に対しても抵抗力があります。
油分が多いと雑菌がつきやすく、ニキビもできますし、また皮脂は空気で酸化されて、皮膚を刺激することもあります。
では、油分は全くいらないのかというと、やはり肌のツヤと滑らかさのためには多少は必要のようです。
年代別にどのようなスキンケアをしたらよいか、考えてみましょう。
10代は水分、油分ともに多いので、よく洗って、何もつけなくても大丈夫です。もちろん個人差があるので、乾燥する人は化粧水くらいはつけましょう。
20代から30代では水分は減ってきますが、油分はまだ減らないので、水分補給を中心にしたスキンケアをしていきます。
40代の閉経が近くなる頃から油分も減ってきますので、クリームなども必要になります。
要は、30万代までの人は、乾燥してもまずは水分だけで保湿してみて、セラミドやヒアルロン酸配合の美容液を使う、それでもどうしても乾燥する時だけ油分を補うようにします。
それもなるべく部分使いにとどめます。
特に目元や口元は皮脂腺がほとんどないので、若い人でも油分が必要な場合があります。